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平成28年3月26日(土)、27日(日)、28日(月)の三日間、「海洋と地球の学校2016」が開催され、無事全日程を終えることが出来ました。参加してくださった皆さん、講師の先生方、そしてこの学校に様々な形で携わってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
実行委員一同、心より感謝申し上げます。
1日目、2日目は東北大学と産業技術総合研究所から来てくださいました6人の先生による、地震・津波・水災害・土砂災害・火山など災害にまつわる地球科学の諸現象についての講義が行われました。2011年の東北地方太平洋沖地震をはじめとした災害のメカニズムや被害について分かりやすく教えていただきました。災害や地球科学が分野外の学生・社会人の方もいらっしゃいましたが、皆さんどの講義に対しても真剣な様子でした。質疑応答も盛んに行われ、災害に対する疑問を解消できる有意義な時間になったのではないかと思います。
◆第1講 2011年 M9.0 東北沖地震の発生メカニズム
講師:長谷川 昭 東北大学地震・噴火予知研究観測センター
◆第2講 巨大災害の時代を生き抜くには?-東日本大震災での経験と教訓
講師:今村 文彦 東北大学災害科学国際研究所
◆第3講 豪雨・台風災害のメカニズム-地球温暖化で将来の水害は増加するの?
講師:呉 修一 東北大学災害科学国際研究所
◆第4講 土砂災害と地質情報
講師:川畑 大作 産業技術総合研究所
◆第5講 地震観測でみた東北地方の内地震
講師:岡田 知己 東北大学地震・噴火予知研究観測センター
◆第6講 後期新生代、東北日本弧の火成活動史と地殻・マントル構造
講師:吉田 武義 東北大学リーディング大学院
講義の間にはグループディスカッションを以下のテーマ3回行いました。
1「災害について現在抱いている疑問を洗い出す!」
2「DIG(災害図上訓練)に挑戦してみよう!」
3「明日へつなげる防災・減災」
分野・年齢に関係なく、議論が盛んに行われました。特に、2番目のDIG(災害図上訓練)では、仙台市を舞台に街の防災力や地域の強み弱みを考えましたが、参加者の皆さんには大好評で、地元に帰ってやってみたい、などという声もいただきました。
また、参加者による発表も行われ、海洋と地球の学校の成り立ちや阪神淡路大震災の話、参加者の研究内容などを発表していただきました。
3日目は仙台平野沿岸部へ巡検に行き、2011年3月11日から5年経った被災地の復興状況や震災遺構の見学を行いました。貞観津波の津波堆積物の観察や山元町役場の方のご協力があって中浜小学校の中の見学などもさせていただきました。普段はなかなか見ることができないため、皆さんにとって貴重な経験になったのではないかと思います。
◆仙台平野:地質学的視点から見た東日本大震災
巡検案内者:後藤 和久 東北大学
3日間という短い間ではありましたが、たくさんのことを学び、感じ、議論し、充実した時間を過ごせたのではないかと思います。実行委員会として不手際等も多々ありご迷惑をおかけした部分もあるかと思いますが、参加者31名と講師の先生方、他たくさんの方々に支えられ、海洋と地球の学校2016を皆さんと作ることができたと考えています。本当にありがとうございました。そして、3日間お疲れ様でした。この3日間で得たことをどうか忘れずに、これからの生活を過ごしていってほしいと思います。
News&Topics
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2016.04.05
海洋と地球の学校2016の開催報告を更新しました。
2016.3.28
海洋と地球の学校2016無事終了しました。近日中に、開催報告します。
2016.03.14
岡山で開催された変成岩などシンポジウムにて、海洋と地球の学校の宣伝を行いました。
2016.02.20
ご支援・ご協賛ページを更新しました。
2016.02.19
海洋と地球の学校2016の募集を締め切りました。
たくさんの申し込みありがとうございました。
2016.01.17
海洋と地球の学校2016の募集を開始いたしました。
参加申し込みページよりお申し込みください。
2015.12.22
実行委員会ページを更新しました。
2015.10.25
海洋と地球の学校とはを更新しました。
2015.9.31
巡検地である仙台平野の視察を行いました。
2015.5.25
Japan Geoscience Union Meeting 2015にて海洋と地球の学校の宣伝を行いました。